走れメロス
表紙画像太宰治の名作「走れメロス」を、戸田幸四郎氏が重厚な油絵で迫力ある絵本にしたものです。
小学校1年生の子どもと一緒に、伊豆多賀駅の近くにある戸田幸四郎絵本美術館を訪れたときのことです。
声優たちの朗読による名作絵本のビデオ作品を見ました。宮沢賢治の「竜のはなし」、花岡大学の「世界一の石の塔」、そして「走れメロス」です。
「走れメロス」は37分の作品で子どもには結構長いのですが、最後まで見ていました。
そして絵本も買うことになりました。
なんと、戸田幸四郎氏のサイン入り。
子どもにどこがよかったのか聞くと、一生懸命走るメロスの姿が良かったそうです。
親も久しぶりに昔、教科書に載っていた作品に触れて、懐かしい思いでした。
今読み返すと、人間不信の王様こそ太宰自身ではなかったのかと思います。
作・文出版社出版日
太宰 治戸田幸四郎 戸田デザイン研究所 2003.10.31