けやきとけやこ
表紙画像窓から顔出す、昨日引っ越してきたばかりの女の子。
向かいの窓から男の子。
どっちの窓からも2本の木が見える。
まあるい木。
とがった木。
どちらもけやき。
でも女の子はけやこ。
男の子はけやき。
木を見に外に出ようかな。
二人で遊んでいるうちに男の子はけやきの中に。
女の子もけやきの中に入っていく。
ここから時間はけやきの時間。
けやきとけやこは夫婦になって、また時間がたって、奥さんとだんなさんに。
けやきは強風を受けて、たたひとりで地球を回している。そしておじいさんとおばあさんになったけやきとけやこ。
最後がまた不思議なことになるのですが、お話の流れはとっても自然。
ちなみにケヤキの樹齢は300年〜800年。
長いものだと1000年のものもあるとか・・・。
48ページの長い詩をいかがですか?
作・文出版社出版日
阪田寛夫織茂恭子童心社1988.11.15