写真屋sarutaがご案内する絵本”熊神とカパラペポンス”
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熊神とカパラペポンス
表紙画像これはアイヌに伝わる昔話です。
高い山をまもる熊神は、心の美しいアイヌが狩をしているところにわざと近づきます。
そして身体に矢を受けます。
アイヌ社会では自然の資源も神が人間に与える、贈り物と考えます。
つまり熊神は、おいしい肉と暖かい毛皮と肝から取れる薬を熊として人間に送る(贈る)わけです。
文化人類学でも贈り物と交換は大きなテーマです。
だから逆に熊神も何度もアイヌの客となって、もてなしを受けます。
そこで楽しく軽やかに踊る小さな男が気になります。これがカパラペポンス。
さあなんでしょう?
アイヌ社会では、日常の道具ひとつひとつにも魂が宿っていると考えます。
アイヌ文化振興に参議院議員としても活躍した作者と石倉氏の絵がアイヌ世界を美しく、力強く表現しています。
作・文出版社出版日
萱野 茂石倉欣二小峰書店2002.11.20
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