ひとつの夜
表紙画像ヒッチコックの映画「裏窓」を詩にしたような絵本です。
窓の明かりの中にひとつひとつの夜があります。
それはたくさんの人間が生きている明かりでもあります。
子守唄を歌う窓、どんちゃん騒ぎをしている窓、一人ぼっちの窓、二人だけの窓、読書する窓、戦う窓、飲みつぶれる窓・・・。
夜空の星ほどある窓の明かり。
けれども、そのひとつひとつはたった一つの人生なのです。
子供向けというより、悩んでいる人にプレゼントしてあげたくなるような、むしろ大人向けの絵本では?
作・文出版社出版日
やすいすえこ(安井季子)詩いもとようこ(井本蓉子) 偕成社 1991.12