おばけのひっこし
表紙画像家族が多くなったので、広い家を探しに京のまちにでかけたおとど(身分の高い男の人:原文注)。
題名からもう成り行きが予想できると思いますが、そう、お化けたちの住む広い家がおとどの気に入った家だったのです。
もちろん、お化けたちだって簡単には出て行きません。
こうして、おとどとの決戦がはじまるのですが、これがこの絵本の見所でしょう。
文もリズムがあって読み聞かせにいいし、沼野さんの絵はこうした日本的物語にフィットしますね。
平安朝の昔が楽しく語られます。
作・文出版社出版日
さがらあつこ 文沼野正子 絵福音館書店1989.6.30