まんげつのよるまでまちなさい
表紙画像あらいぐまのぼうやは、夜を見たいとお母さんに言います。
ところがお母さんの返事は、題名の「まんげつのよるまでまちなさい」。
それからぼうやは、ふくろうがみたかったり、夜がどのくらい暗いのか知りたかったり、月の大きさが気になったり・・・。
でもその都度お母さんは同じせりふを繰り返します。
いつになったらまんげつの夜を見せてくれるのか、満月の夜にはいったい何があるのか、読み聞かせている大人が気になって、次のページを心待ちになるくらいですから、聞いている子供たちはもう待ちきれなくなっているでしょう。
それがこの本の狙いらしく、子供に待つことの意味を教える本なのだそうです。
モノトーンのページが連続して、満月の夜のページが最後にカラーで広がります。
作者は半世紀も前になくなった、アメリカの女性です。
作・文出版社出版日
マーガレット・ワイズ・ブラウン作   訳 松岡享子ガース・ウイリアムズペンギン社1978.7初1997.6 19刷