写真屋sarutaがご案内する絵本”だくちる だくちる” |
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だくちる だくちる | |||
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地球上で初めての歌が歌われたのはいつのこと? こんな発想からロシアの古学者でもあるベレストフは「はじめての歌」という詩を書きました。 それは人間の時代よりもずっと昔、恐竜の時代でした。 火山の爆発する音しか聞こえない荒涼とした世界に、イグアノドンは寂しく暮らしていました。 ところがある日、プテロダクチルスがやって来ます。 プテロダクチルスはアルゼンチンなどで化石が見つかっている、体長60cm前後の小さな翼竜です。 生存したのは1億年ほど前。 イグアノドンが体長9mですから、人間にとってはすずめ程度。 それが「だくちる だくちる」ってくちばしから音を発したわけです。 人間にとって小鳥のさえずりのように、イグアノドンには心地よい歌に聞こえたことでしょう。 うれしくてうれしくてしかたありませんでした。 芥川賞作家の阪田氏の文をおなじみ長新太さんが絵にしています。 | |||
作・文 | 絵 | 出版社 | 出版日 |
V.ベレストフ原案 阪田寛夫 文 | 長 新太 | 福音館書店 | 1993.11.25初版 1994.2.20 2刷 |
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