写真屋sarutaがご案内する絵本”ちいさいおうち” |
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ちいさいおうち | |||
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主人公は小さな家です。 昔々に建てられたきれいで頑丈な家。 建てた人は孫の孫の孫の代までたち続けるとの思いを込めたのです。 文章と絵は時間と月日の経っていく様子を描いていきます。 最初は日が昇って日が沈む一日単位の時の流れ。 それが春夏秋冬の季節となっていきます。 家からは月が見え、星が見え、街の明かりは遠くに瞬いています。 そのうち年単位で時が流れ始め、子供たちは大きくなって小さな家を出て行きます。 道路が作られ、自動車や電車が家を囲むように迫ってきます。 それは時代が移り変わっていく様子でもあります。 ビルに囲まれて、月や星も見えなくなったとき、小さな家はもうそこが街になったことに気づきます。 ある日、孫の孫の孫に当たる人がみすぼらしくなった小さな家の前を通りかかります。 限られたページ数で何百年の時の流れを感じさせてくれるスケールの大きな名作です。 | |||
作・文 | 絵 | 出版社 | 出版日 |
バージニア・リー・バートン 石井桃子訳 | バージニア・リー・バートン | 岩波書店 | 1954.4.15初版 1981.3.17 25刷 1998.9.1 50刷 |
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