オスカーとフー | |||
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オスカーはいつも窓辺にすわって夢を見るのが好きな子。 お母さんには、頭に雲がかかっているみたい、って言われます。 長い夏休みが始まりました。 飛行機に乗って長い休暇に出かけます。 気がつくとオスカーは迷子になっていました。 しかも砂漠の真ん中で。 お父さんとお母さんを捜しますが見つかりません。 途方にくれていると、フーが現れます。 フーは小さな雲です。 フーは上から両親を捜してくれると言います。 日陰も作ってくれました。 二人はいろいろな話をしながら捜し回るうちに友達になっていきます。 ただ、オスカーがのどが渇いたので雨を降らしてくれるように頼んだときは、消えてなくなってしまうとしょんぼりした声で答えるのでした。 オスカーは涙を流しました。 両親は見つかるでしょうか? 作者はパリ育ち。 島ですごした長い夏季休暇の経験を、品のいい童話に仕上げています。 多数の賞を受賞した画家だけに、親しみやすい絵のタッチはとてもおしゃれです。 | |||
作・文 | 絵 | 出版社 | 出版日 |
テオ さくまゆみこ 作 | マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット | 評論社 | 2004.7.25 |
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