写真屋sarutaがご案内する絵本”スモーキーナイト”
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スモーキーナイト
表紙画像この絵本は、１９９２年４月２９日、アメリカのカリフォルニア州ロスアンゼルスで実際に起こった暴動が舞台になっています。
何千人もの人が市内で暴徒化し、店を壊し、盗み、火をつけ３日間で５０人以上が亡くなり４０００人以上が怪我をしたそうです。
町中が煙と炎に包まれたスモーキーナイト。
何故こんなことになったのでしょうか？
　飲酒運転をしていた黒人青年を取り押さえ、警棒で袋叩きにした白人警官の裁判がこの日判決を迎えたのです。
陪審員は白人１０人。
評決は無罪でした。
これに黒人たちの怒りが爆発したのでした。
絵本ではダニエルとかあさん、そして猫のジャスミンはそんな怖い一夜を過ごします。
「わかり合ってみれば、好きになれるかもしれない。好きになったら、もう、あらそう必要もなくなります」、これがあとがきに書かれた作者の言葉。
同じ意味のことを絵本の中でダニエルに語らせています。
作・文絵出版社出版日
イヴ・バンティング　はしもとひろみ訳ディヴィッド・ディアス岩崎書店2002.8.20
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