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びりびり | |||
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一枚の黒い紙をビリビリと破いていたら、変な動物が生まれました。 だから名前は「ビリビリ」だって。 手足が4本で立っているのだから動物には違いなさそうだけど、けっこうアヤシイ。 よく見ると小さな目も二つある。 口もある。 その口が時計を食べた。 おなかに入った時計を取り出すために、ビリビリをビリビリ破いたら、ビリビリが2匹になった。 今度は2匹が雨靴を食べた。 大事な雨靴を取り返すために、2匹のビリビリをビリビリ破くとビリビリは4匹に。 4匹のビリビリがボタンを食べる。 またビリビリと・・・。 いつまで続くのでしょうか? でもこの手の連続性は子どもにとても受けるのです。 大人が変だと思うものほど、子どもの想像力を刺激するのかもしれません。 1986年に46歳で他界した作者の24歳のときの作品です。 今なお子ども心をつかまえて、離しません。 | |||
作・文 | 絵 | 出版社 | 出版日 |
東 君平 | 東 君平 | ビリケン出版 | 2000.9 |
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