写真屋sarutaがご案内する絵本”あかいでんしゃ きいろいなのはな” |
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あかいでんしゃ きいろいなのはな | |||
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ぼくは夏休みに赤い電車に乗って、お父さんのいなかに行くのが楽しみ。 でも一番楽しみなのは、いとこのすみちゃんに会えること。 みんなと遊ぶのは楽しいけど、いなかの家の奥の部屋がきらい。 寝たきりのおばあちゃんがいるから。 すみちゃんはおばあちゃんに触ったり話しかけたりしている。 ぼくの方におばあちゃんの手が伸びてきたので、ぼくはすみちゃんを残して部屋を出た。 すみちゃん、怒っているかな? 次の年の春、おばあちゃんが亡くなった。 春のいなかは、なのはなでいっぱいだった。 おばあちゃんはきれいな花の山になった。 ほのぼのとした情景の中に、子どもの目線でとらえた祖母の死を溶け込ませたような作品。 | |||
作・文 | 絵 | 出版社 | 出版日 |
岩崎里香 | 岩崎里香 | 新風舎 | 2004.1.25 |
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